プジョーとBMWとの共同開発で、次期MINIクーパーSにも搭載される、1.6リッター直噴ターボユニットは、THP(ターボ・ハイ・プレッシャー)と呼ばれています。
2.0リッターエンジン並の出力、低回転域で高トルクを出すこと、低燃費&排気量低減、小型軽量などを目指しました。直噴エンジンにツインスクロールターボチャージャーを掛け合わせる手法が、3シリーズクーペを彷彿とさせます。吸気側カムは連続可変バルタイ(VVT)で、流量制御式オイルポンプも搭載します。
試乗記によると、実際、高速道路での追い越しや加速にシフトダウンは一切不要でした。トップギアのまま右足を踏み込めば即座に図太いトルクが沸き上がり、スピードメーターの針はグイグイ上昇していきます。入念な遮音対策による優れた静粛性も印象的であり、直進安定性の高さも特筆に値します。コンパクトカーでありながら、高速道路の長距離移動をとびきり快適にこなしてくれるクルマに仕上がっているということです。長距離走行が苦手な国産コンパクトカーはもちろん、他の欧州製ライバルと比べても、プジョー207のグランドツーリングカーとしての実力は高い言えます。
また、ワインディングロードでは、自然なフィーリングの電動パワーステアリングやスムースに動く足回りが、シャープでありながら素直で扱いやすいハンドリングを味わうことができます。シャープなのに扱いやすい感覚、このあたりはまさにプジョー流と言えるでしょう。